一般社団法人 静岡県紙パルプ技術協会へようこそ!

''平成23年度事業''

平成23年度事業

事業

Ⅱ.事   業

 1.製紙工学技術者研修
   (1)中小企業の中堅職員養成のため、中期技術者研修
   (2)中小企業の新規・若手職員の早期戦力化のための短期研修
   (3) 中小企業の新入社員のための「紙・パルプの基礎知識」に関する研修
   (4)人材養成事業として電気・計装保全に関する研修
   (5)人材養成事業として機械予防保全に関する研修
   (6)出前講座制による一般技術教育
   (7)人材登録制による「アドバイザー」制度
     あるいは「電話相談室」の受付(取り持ち)
   (8)「隣の晩御飯」の継続実施

 2.技術振興に関する事業
   (1)先端技術、高度技術を応用した紙パルプの製造法および加工技術、新製品開発
     包装技術等に関する講演会、講習会、研究会等の開催。
   (2)省エネルギー、環境調和技術、品質管理向上のための講演会、講習会の開催。
   (3)先端技術、生産管理技術、環境調和技術の実情を把握するため見学会を実施。
   (4)紙パルプ製造に関する優れた技術報告および開発について表彰。
   (5)紙パルプ製造に関する図書、資料を備え会員の利用に供する。
     (富士工業技術支援センターとの協働)
   (6)会員相互の情報交換と親睦を図るため交流会を開催。

 3.技術情報誌『紙パルプの技術』の発行
   (1)紙パルプ産業に関する総説、研究論文、報告、新製品・新技術の紹介などを掲載。
   (2)年間4回発行

Ⅲ.事業日程

 1.会   議
   (1) 総   会       6月
   (2) 理 事 会   (4回)①5月、②8月、③12月、④3月
   (3) 運営委員会   (4回)①4月、② 7月、③12月、④ 2月
   (4) 編集委員会   (4回)①6月、②9月、③12月、④ 2月
   (5) 一般社団法人移行準備委員会   (随時)

 2.研   修
   (1) 新入社員研修     7月      (講師の都合により変更がある)
   (2) 中期技術者研修    10月      (講師の都合により変更がある)
   (3) 電気・計装研修    12月      (講師の都合により変更がある)
   (4) 機械保全講座   1月      (講師の都合により変更がある)
   (5) 短期技術者研修   2月~3月     (講師の都合により変更がある)

 3.講演会、講習会、研究会
   (1) 技術講演会   (5回)①5月、② 7月、③9月、④ 11月、⑤2月
    (富士工業技術支援センター及び工業技術研究所富士センター協議会との共催)
   (2)包装研究会   (1回) 10月
   (3)テーマ別研修会(新規として検討)
      例:品質管理、小集団活動、ISO認証取得

 4.見 学 会
   (1) 工場見学会   (2回) 11月、2月

 5.会員交流会
   (1) 新年互礼交歓会   1月

 6.技術情報誌の発行
   (1)『紙パルプの技術』(4回発行)①7月、② 10月、③1月、④ 3月

 7.会 員 名 簿
   (1) 会員名簿の発行  8月(総会終了後、変更の問い合わせを実施し発行する。)

 8.特別事項
   法人法(法人法、認定法、整備法)改正による対応
  (1)一般社団法人に切替えのための取組み
  (2)「定款」の変更(新法に対応)
  (3)公益目的支出計画の作成及び認可申請手続き
  (4)主務官庁(県知事)の認可
  (5)移行登記、公益目的財産額の確定手続き

9.その他
  (1)インターネットの利用を通して(ホームページの多角的活用)静岡県紙パルプ技
術協会情報の発信、情報の共有化、技術の紹介、催物の案内など。
  (2)会員相互の交流促進
  (3)会員数増加の努力

平成23年度 防災セミナー

日 時 平成24年3月6日(水)
場 所 静岡県富士工業技術支援センター 大研修室
参加者 85人
題 目 東海地震における富士市の被害想定 
講 師 富士市総務部防災危機管理課 上席主事 小笠原 長純 氏
  共 催 社団法人 静岡県紙業協会

工場見学会

日時:平成24年3月1日
場所:1 三栄レギュレーター㈱東京工場
   2 かわさきエコ暮らし未来館
      ①浮島太陽光発電所
      ②浮島処理センター(ゴミ処理センター)
      ③資源化処理施設(リサイクル施設)
参加人数:45名
午前中見学させて頂いた三栄レギュレーター㈱東京工場は、世界初のゼロエミッション製紙工場として川崎市のゼロエミッション工業団地内のあり、原料から製品までの工程に循環型製紙ラインの先端設備を備え月産7,000トンの回収紙を処理し、日産110万個のトイレットペーパーを生産している。回収紙の中には、機密文書や川崎市が回収するミックスペーパー等も含まれている。また製造に必要な水は、川崎市の下水道処理施設からの処理水を再利用している。熱エネルギーの再利用、放水時の水力発電、隣接工場の発電の余剰電力の供給等循環型のシステムが構築されていた。限られた時間ではあったが、大変参考となる見学、研修となりました。
三栄レギュレター㈱様の御理解と御支援を得て、見学・研修を実施することができましたこと、あらためて感謝申し上げます。
午後は、かわさきエコ暮らし未来館と関連施設の浮島太陽光発電所、川崎市のゴミ処理センター及び省資源化施設を見学。浮島太陽光発電所は約11haの敷地に37,926枚のパネルを設置し、最大出力7,000kwの発電施設。浮島処理センターは、川崎市のゴミ処理施設、粗大ゴミ処理施設、省資源化施設、特殊焼却施設を集合した総合的施設。省資源化施設で処理されたミックスペーパーは、全量が三栄レギュレーター㈱東京工場に供給されている。
製紙、紙加工、機械、用具、薬剤、販売等多方面からの多くの参加者で、見学会を盛況に行うことが出来ました。厚く御礼申し上げます。

*三栄レギュレーター㈱東京工場

画像の説明

*三栄レギュレーター㈱東京工場説明

画像の説明

*かわさきエコ暮らし未来館

画像の説明

*太陽光発電所

画像の説明


製紙工学技術者研修(短期)

平成23年度中小企業技術者研修(製紙工学課程・短期)
日時 平成24年2月21日(火)~2月28日(火)
座学36時間(実習、見学含む。)
場所 静岡県富士工業技術支援センター 研修室
内容 紙・パルプ産業の技術者の皆さんを対象に、製紙の総合的な技術を習得していただく研修です。
「製紙概論」「紙料調成法」「古紙処理法」「家庭紙概論」「長網抄製造」「円網抄造」「用紙と印刷」「内部添加剤」「仕上・包装」「紙塗工法」「品質管理」「紙パルプ試験法」「試験機器、パイロットマシン等の見学等」を研修しました。
  受講者 38人

①短期講義風景1

画像の説明

②短期講義風景2

画像の説明

③マシン見学1

画像の説明

④マシン見学2

画像の説明

⑤紙パルプ試験

画像の説明

新年互礼交歓会

日時:平成24年1月23日(月)
場所:ホテルグランド富士
参加者:135名
富士市商工農林部長、富士工業技術支援センター研究統括監、静岡県紙業協会事務局長などを来賓賓に迎え盛大に懇親を深めることができました。恒例の福引抽選や年男への記念品贈呈などで賑わいました。

福引抽選会にご協賛いただいた会社
相川鉄工㈱、荒川化学工業㈱、㈱小林製作所、星光PMC㈱、㈱日刊紙業通信社、ハリマ化成㈱、株丸石製作所
御礼申し上げます。ありがとうございました。

佐野武雄会長挨拶 
画像の説明
百歳で現役の日野原重明聖路加国際病院理事長が書かれた教育についての欧米のあり方と日本を比較した文章を引用し、「教育も会社も同じ。一人ひとりの社員が自己意識改革していくようにするのが今年の目標」と挨拶された。


来賓祝辞 土屋俊夫富士市商工農林部長
画像の説明


乾 杯  大久保賢治副会長
画像の説明


賀詞交歓風景 
画像の説明
画像の説明



平成23年度電気計装実践技術研修

日 時:平成24年2月1日(水)~2月3日(金)
     (研修時間 18時間)
場 所 静岡県富士工業技術支援センター 研修室
受講者 14人
内容 紙・パルプ産業の技術者の皆さんを対象に、生産設備の電気・計装技術を習得していただく研修を行いました。(独)雇用・能力開発機構静岡センター(ポリテクセンター静岡)の全面的なご支援を頂き、同センターから各種機材(PLC、パソコン、空気圧機器)を搬入し、シーケンサや搬送仕分け装置を用いてプログラム演習を行い、空気圧制御やシーケンス制御技術を学びました。
 *カリキュラム 別添***「電気計装実践技術研修」講座   別紙参照(カリキュラムシートPDFファイル)
          "電気計装実践技術研修カリキュラムシート"     

*研修風景

画像の説明
画像の説明
画像の説明
画像の説明

「隣の晩御飯シリーズ第1回」開催

第1回「隣の晩御飯シリーズ~㈱小林製作所見学会~」開催

    日時:平成23年12月14日(13:3 0~16:3 0)
    場所:株式会社小林製作所
    参加人数:39名
画像の説明

小林社長挨拶

画像の説明
 第1回目は、㈱後林製作所様の全面的なご協力を得て、工場・研究所の見学を実施しました。会社概要、主要製品等の状況をお聞きし、その後各班に別れ、工場及び研究所を見学させていただきました。
 加工工場では五面加工機、組立工場では現在製作中の機械、製缶工場ではレーザー加工機や溶接ロボットマシンの操作、また、サクセスシュープレス機のテストの様子、研究所では試験室やテストマシン(抄紙機、コータ)など
盛りだくさんの内容の見学、研修となりました。
参加者は製紙、紙加工、機械、用具のメーカーなど多方面からの参加を得ました。じっくりと工場内の全工程を見学、説明を受けたり、一同に会して質疑応答する機会は少なく、構造や機能などゆっくり勉強できませんが、今回は、内容の濃い充実した研修となりました。

佐野協会会長挨拶

画像の説明 
この度、㈱小林製作所様御理解と御支援を得て、見学・研修を実施することができましたこと、あらためて感謝申し上げるしだいです。
 なお、㈱小林製作所様では、研究所の試験設備等を使用して、紙関連技術等に関する各種テストを希望する方のご利用、ご相談に応じられているとのことです。製品、機械、用具等に関する試験等のご要望があれば、㈱小林製作所様にご相談下さい。



第5回紙関連技術講演会開催

1 日 時  平成23年12月7日(水曜日) 13:30~16:20
2 場 所  富士工業技術支援センター 1階・大研修室(富士市大渕2590-1)
3 会 費  無 料
4 参加者  85名
5 テーマ及び講師
  挨拶 富士工業技術支援センター  センター長  倉田 俊彦
画像の説明
*演題1「製紙用転がり軸受の損傷メカニズムと長寿命化技術」・(13:35~14:20)
講演者:日本精工㈱ 産業機械軸受技術センター 産業軸受技術第二部 
部長  伊藤 正夫 氏
課長  馬上 英信 氏
主務  田中 洋臣 氏
『製紙機械用ロールの回転支持として非常に沢山の転がり軸受けが使用されている。その軸受選定の基礎となる「軸受の定格荷重の考え方」や、「疲れ寿命の定義と理論及び発生メカニズム」について解説された。また、軸受けの損傷事例及びその原因と対策、さらに損傷モードに対するNSK長寿命化技術について紹介して頂いた。』
画像の説明
*演題2【振動計測装置及び計測評価事例の紹介】(14:20~15:05)
講演者:IMV㈱   営業本部第二営業部      前田 和伸 氏
『IMV㈱は、試験用振動試験装置や振動に関する測定装置を提供している会社であり、①振動計測における用語解説、②振動機器の構造と選定、③保全技術と振動計測との有意な関係について紹介して頂き、さらに振動計測した結果と評価事例の紹介、並びに、振動計測をすることで軸受けの状態管理を「定量的な保全技術への取り組みへのツールとする」ことへの提言を頂いた。』
画像の説明
*演題3【設備の予防保全に貢献する潤滑管理・潤滑診断】(15:20~16:05)
講演者:出光興産㈱ 潤滑部潤滑技術二課 チーフエンジニア 世古口 健一 氏
『設備機械の機能と精度を維持し、寿命を延長するためには機械の稼動部の摩擦力を低減し摩耗を減少させる必要がある。その為、「①潤滑面の正しい設計・製造、②適正な質と量の潤滑剤を適正な給油方法と周期で給油、③潤滑面を最良の状態に維持するための潤滑管理」が保全活動の重要なポイントであり、これらについて概説をお話頂いた。さらに、潤滑管理には潤滑診断により機械の異常を予知するという重要な側面があり、講演では潤滑剤中の摩耗粉を鉄粉濃度計により状態監視することで、機械の損傷を予知して、故障の未然防止と予防保全に貢献した事例を紹介された。』
画像の説明



第55回静岡県紙業振興大会

日時:平成23年11月15日(火)
場所:ホテルグランド富士
経済産業省紙業服飾品課長、静岡県経済産業部商工業局長、富士市長を来賓に迎え、盛大に開催されました。
大会では、「製紙業界の発展継続のため、英知を持って紙業振興を図ろう」とする大会宣言の採択や紙業界発展に貢献した功労者の表彰が行われました。
その中で、当協会の前会長三浦凡宗様(特殊東海製紙㈱)が、静岡県知事表彰を受賞されました。また会員の相川鉄工㈱、㈱小林製作所、駿興製紙㈱、特種メーテル㈱、ニコー製紙㈱、富士フイルム㈱富士宮工場、ファビオ・ペリーニ・ジャパン㈱、明産㈱の社員の方々13名が優良従業員として、静岡県紙業振興協議会会長表彰を受賞されました。
おめでとうございます。
画像の説明





機械保全実践研修講座

平成23年度機械保全実践技術研修
日 時 平成23年11月29日(水)~12月1日(金)
(研修時間 18時間)
場 所 静岡県富士工業技術支援センター 研修室
受講者 27人
  内容 紙・パルプ産業の技術者の皆さんを対象に、生産設備の機械保全技術を習得していただく研修を行いました。(独)雇用・能力開発機構静岡センター(ポリテクセンター静岡)の全面的なご支援を頂き、同センターから各種機材を搬入し、工具の使い方から測定機器の使い方、簡易な機械の診断方法等の講義と実習を行いました。
 *カリキュラム 別添
画像の説明
画像の説明
画像の説明
画像の説明

  

第4回紙関連技術講演会開催

1 日 時  平成23年11月8日(火曜日) 13:30~16:20
2 場 所  静岡県工業技術研究所富士工業技術支援センター 大研修室
                             (富士市大渕2590-1)
3 会 費  無 料
4 参加者 90名
5 テーマ及び講師
 (13:30~13:35)挨拶 富士工業技術支援センター センター長 倉田俊彦
 (13:35~14:20)
  (1)「新型インテンサパルパーによる省エネと歩留りアップ」
講演者:㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー
製紙機械技術部 課長 橋本純一 氏
内 容:原質工程において最初の離解工程を担うパルパー設備の見直しは、システム全体の合理化を推進するためにもまず実施されるべき重要な課題である。パルパーに求められる性能を「省エネ、歩留り、品質の向上」として開発した低濃度インテンサーはその要求に応えられるパルパーである。特に要求に応じて既設の改造も可能である。いくつかの改造実施例をあげて紹介された。また、リジェクトの処理についても提案された。
画像の説明
  (2)「低品質古紙を高度活用するドラムパルパー」
講演者:アンドリッツ㈱ 技術営業部 マネージャー 奥西敏夫 氏
内 容:古紙処理における基幹技術であるファイバードラムパルパー(FFD)をパルピング工程に採用することで、異物を大きなままで除去でき、かつ離解度を上げることが可能である。そのことで、後工程の除塵負荷を低減して電力負荷を減らせるなど、古紙処理(原質)工程が「異物の多い古紙から高品質のパルプを高効率で製造する」優れたシステムとなる。原理・構造、そして地元家庭紙における事例等を紹介された。
画像の説明
 
  (3)「高い効率を発揮する古紙用パルパーおよび周辺システム」
講演者:相川鉄工㈱ 技術営業部 部長 望月英雄 氏
   内 容:低級古紙・難離解古紙を効率良く使用する技術が強く望まれている。そのような要求に応えて、低濃度パルパーから中濃度・高濃度パルパーまで幅広い処理設備を開発。新技術の開発と使用実績状況、さらに周辺機器を含めた一連の古紙処理設備を含めたシステムとしての取組みが提案された。
画像の説明 



平成23年度中小企業技術者研修

1 研修課程名と受講者数
製紙工学課程(中期)    30名
2 研修の目的
本県の地場産業である紙・パルプ産業において、製造工程の合理化、製品の高度化・高付加価値化等に対応できる、総合的な技術者の養成を図ることを目標とする。また、企業における中堅技術者の養成に役立てる。
3 研修期間と時間数
 (1) 研修期間
     平成23年10月12日(水)~10月27日(木)
          
(2) 研修時間
     座学39時間、実習24時間、合計63時間
4  研修場所
  座学:富士工業技術支援センター(10月12日~10月20日)
      富士市大渕2590-1
 実習:富士工業技術支援センター(10月24日~10月27日)
      富士市大渕2590-1

中期研修カリキュラム

       画像をクリックすると拡大できます。
          ↓      ↓      ↓       ↓
画像の説明画像の説明

講義風景

画像の説明
画像の説明
画像の説明

実習風景

画像の説明
画像の説明
画像の説明



「品質管理講習会」の開催

1 開催日時  :平成23年10月4日(火曜日)13:30~16:30
        (受付:13:00~13:20)
2 内  容  ・企業活動と品質管理
        ・品質管理組織
        ・品質管理の基本的な考え方
        ・品質管理の進め方、手法
3 講  師  元日本大昭和板紙㈱監査役 久保田道孝様
品質管理講習会の出席は、22名でした。
皆さん熱心に聴講しました。
画像の説明

第3回の技術講演会を開催(写真:講演風景)

1 日 時  平成23年9月27日(火曜日) 13:30~16:20
2 場 所  富士工業技術支援センター 1階・大研修室(富士市大渕2590-1)
3 会 費  無 料
4 参加者  146名
5 テーマ及び講師
  挨拶 富士工業技術支援センター  センター長  倉田 俊彦

(1)【円網抄紙機のベストセラー:New Easy Former】
                   ㈱小林製作所  機械設計部 望月禎仁氏
『円網抄紙機は200年前に開発され、その後バットの改良、ヘッドボックスの新しいコンセプトの開発などを経て、大型マシンとは違った特徴を活かし、今日に至っている。従来の円網の設置スペースを活かしたコンパクトで、容易に置き換えができ、「品質・生産性」を進歩させた円網フォーマ(New Easy Former)は、2000年以降90台納入されている。New Easy Former としての進化の経緯と最新の技術について紹介した。』
画像の説明
(2)【ベストフォーマの新技術の紹介】
                   川之江造機㈱  設計部長 合田真二氏
『家庭紙抄造の生産性において、円網抄造から技術開発されたフォーマがサクションフォーマであるが、ベストフォーマはその代名詞となり、拡大著しい中国市場においても多く採用されている。多様な市場ニーズに応えた「省エネルギー、広幅高速抄造、幅広い坪量対応」のベストフォーマの特徴や魅力について紹介した。』
画像の説明
(3)【メッツオペーパー社の新しい家庭紙マシン技術】
    川之江造機㈱  営業部長 高橋 博氏
『ティシュマシンの世界トップメーカであるメッツオペーパー社の最新技術を紹介する。家庭紙の潮流は「柔らかさの追求」である。このテーマを基に、①改良されたクレセントフォーマ(DCTフォーマ)と、②TAD(エアスルードライヤー)を新しいコンセプトの基に、エネルギー消費において大幅に改良した開発マシン:NTTマシン。この二つの新マシン技術について紹介した。』
画像の説明



平成23年度新入社員研修

日時 7月19日(火)8:30~16:30
場所 富士工業技術支援センター大研修室
研修内容
①紙パルプ業界の現状
  ②紙の原材料
  ③古紙処理
  ④抄紙(含・家庭紙)
⑤仕上・加工(含・家庭紙)
⑥富士工業技術支援センター内プラント見学
7月19日開催の新入社員教育は(36名の参加)、「新入社員の即戦力化」というテーマで開催し、多くの参加を得て、好評にて終了しました。
画像の説明




第2回紙関連技術講演会開催内容(安全特集)

1 日 時  平成23年7月7日(木曜日) 13:30~16:25
2 場 所  富士工業技術支援センター 1階・大研修室(富士市大渕2590-1)
3 会 費  無 料
4 参加者  80名
5 テーマ及び講師
  挨拶 富士工業技術支援センター  センター長  倉田 俊彦

(1)【富士労働基準監督署における災害報告と安全活動の取組み要請】
    富士労働基準監督署   署長  松永 之男 氏
    安全衛生課       課長  朝比奈 努 氏
   『労働災害の実情を、全国レベル・富士管内レベルなどについて過去からの比較で解説し要因分析をして、管理監督者が「労働災害の芽を摘み取るために何をするべきか」を紹介した。
    特に要望する事項として、全国レベルで展開されているリスクアセスメントについてその概説と各企業への安全活動に対する取組み要望についても紹介した。』

労働基準局・日吉労働安全課長の実体験を基にした貴重な講演
「労働基準局・日吉労働安全課長の実体験を基にした貴重な講演」


 

(2)【私たちの安全活動】
    興亜工業㈱       安全環境管理室   主事  石川 友之 氏
    『これまで取組んできた安全の活動経過と現在の安全活動について紹介した。
     その内容としては、ライン管理における安全活動、職場サークル活動における安全活動の実態である。
     特に、過去の災害事例をどのように安全活動に活かしているか、などについても実例を交えて紹介した。』
画像の説明


 

(3)【リスクアセスメントの導入と手法】
    立華工業㈱       社長  目黒 輝久 氏
    『リスクアセスメントとはどのような安全活動か、従来の危険予知活動との違いなどについて簡単に説明を行い、実際にどのように取組むかについて演習を交え紹介した。
画像の説明



総会開催

 第64回総会は211名の参加者を得て (委任状146名)、6月2日、ホテルグランド富士にて開催した。来賓には、鈴木尚富士市長、渥美敏之静岡県商工業局長などをお迎えしました。
 第1号議案 平成22年度事業報告及び収支決算報告並びに監査報告に関する件
 第2号議案 平成23年度事業計画及び収支予算案に関する件
 第3号議案 平成23年度会費に関する件
 第4号議案 役員の改選に関する件
 第5号議案 一般社団法人への移行認可申請に関する件
 第6号議案 一般社団法人移行に伴う役員選任に関する件
 第7号議案 一般社団法人移行に伴う定款変更承認の件
 第8号議案 一般社団法人移行に伴う規則・規程等承認の件
以上が提案され、満場一致にて可決された。
 なお、今総会を持って三浦凡宗会長が退任され、新会長に佐野武男・丸富製紙社長が就任した。

続いて協会運営に功績のあった次の方々に感謝状等が贈呈された。
 感謝状  三浦凡宗様、八巻眞覧様
 功績表彰 三浦凡宗様
引き続き、次の技術賞が贈呈された。
技術表彰
「製紙スラッジの炭化による二酸化炭素の固定及び削減量の見積もり」
  千葉科学大学         安藤生大様
  元富士工業技術支援センター  日吉公男様
  岳南第一製紙協同組合     嶋田修治様
  愛媛大学           近松直人様
  愛媛大学           逸見彰男様
大要: 製紙スラッジを炭化して土壌改良剤として固定化した場合、二酸化炭素の削減量が
単に燃焼させた場合より増加することを、科学的に実験、計算で検証することにより、
製紙スラッジの簡便で実現可能な炭素固定化技術を提示した。今後の二酸化炭素削減に
資することが期待される。
優秀開発表彰
 「抄紙における離形剤及び撒布設備の開発」
    株式会社 メンテック 代表取締役社長 関谷 宏 様
大要: 抄紙工程の安定化、製品品質の向上にコーティング技術の果たす役割は非常に大きい。
㈱メンテック技研は、抄紙工程における汚れ防止及び家庭紙のクレーピングコントロー
ル技術の向上に寄与する薬剤及び撒布設備を開発し、製紙製造分野で広範に利用されて
いる。紙の品質をより一層向上させ、業界の発展に尽くした。

また、特別講演として静岡県地震防災センターアドバイザーの小沢邦雄氏が「東日本大地震の教訓を東海地震対策にどう活かすか」をテーマに、津波映像などを用い災害教訓について興味深く話された。

今総会は、一般社団法人移行に向けて、大変重要な総会であり、会員の皆さんには格別のご協力を賜り、定款変更等の承認(特別議決事項)を得ることができました。ここに謹んで感謝申し上げます。今年中に移行認可の申請を行い、平成24年度からは新法人としてスタートする予定です。引き続きまして、会員の皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

総会風景

画像の説明

表彰式

画像の説明

総会特別講演

画像の説明

総会後の懇親会風景

画像の説明


平成23年度第1回紙関連技術講演会開催

 5月25日、平成23年度第1回技術講演会を富士工業技術支援センター・富士センター協議会共催で開催した。71名の参加があり、環境保全に先進的に取り組む製紙産業の活動を発表した。その演題は次のとおりである。
 1 ペーパースラッジ焼却灰の再資源化への取組み
    -リデュース・リユース・リサイクル推進協議会功労者賞受賞―
    飯田工業薬品㈱ 執行役員東京支店長 清水正則氏
『製紙産業から年間約

powered by HAIK 7.0.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional